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鬼沢 邦雄; 鈴木 雅秀
ISIJ International, 37(8), p.821 - 828, 1997/08
被引用回数:3 パーセンタイル:35.44(Metallurgy & Metallurgical Engineering)原子炉圧力容器鋼材の照射脆化に関して、各種機械的特性の変化の相関を調べた。照射脆化に影響する鋼材中の鋼、燐及びニッケル量を変化させた7種類の鋼材を利用し、JMTRで中性子照射を行った。本鋼材は、IAEA鋼材照射協力研究用に国内鋼材メーカーが製造したものであり、国内PWR圧力容器鋼の化学成分範囲を包含するように選択した。室温での降伏強さの増加を指標とした場合、ビッカース硬さの増加及びシャルピー遷移温度のシフトには良い相関が認められた。上部棚温度領域では、延性破壊靱性の低下と降伏強さの増加に良い相関が認められ、一方でシャルピー上部棚吸収エネルギにはあまり良い相関が認められなかった。延性脆性遷移温度域での破壊靱性値は、ばらつきが大きいため、統計処理を含む最適な評価方法の確立が必要である。
石原 正博; 二川 正敏; 伊与久 達夫; 奥 達雄*
日本原子力学会誌, 38(12), p.1005 - 1012, 1996/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)応力集中を有する黒鉛構造物の動的強度特性を明らかにすることを目的に、HTTR炉床部黒鉛構造物のキー溝部を模擬したモデル試験片を用いた静的試験および動的試験を実施し、応力集中を有する黒鉛構造物の動的強度特性を調べた。その結果、応力集中を有する場合の動的強度は、静的強度よりも約20%上昇した。この動的強度の静的強度に対する増加率は、試験片に加わる応力勾配に影響され、応力勾配の上昇により増加することを明らかにした。さらに、ある臨界の応力勾配が存在し、それ以上応力勾配を上昇させても、動的破壊が表面領域の微細組織に影響される破壊モードとなると、動的強度の静的強度に対する増加が一定値となり、上限値が存在することが分かった。
磯崎 敏邦; 大場 敏弘; 植田 脩三
日本機械学会論文集,A, 42(359), p.2034 - 2041, 1976/00
オーステナイト系ステンレス鋼SUS304は高速増殖炉1次冷却系構造材料として使用される。高速増殖炉の核暴走事故時には構造物は衝撃荷重を受けることが予想され、このような衝撃荷重に対する原子炉構造物の健全性を評価するためには構造材料の機械的性質に与えるひずみ速度の効果を明らかにしておく必要がある。本報では以上の目的のもとに、オーステナイト系ステンレス鋼SUS304を供試材として火薬爆発力を直接利用した高温衝撃引張試験を実施した。実験温度は室温、400C、600Cの3段階とし火薬薬量をパラメーターとして引張過程中のひずみ速度を変化させた。その結果各実験温度において引張強さ、伸びおよび変形エネルギーなどの機械的性質に与えるひずみ速度の効果が明らかになった。